
バーチャルオフィスは住所や電話対応、郵便物の受け取りなど、起業に欠かせない機能を低コストで利用できる点が大きな魅力です。
しかし、ビジネスを進める上では対面での商談やチームのコミュニケーションも欠かせません。
そこで注目したいのが、バーチャルオフィスに付帯する会議室サービス。コストを抑えながら、必要な時だけ本格的な打ち合わせスペースを確保することで、信頼感と効率性の両立を実現できます。
本記事では、そんなバーチャルオフィスの会議室について、種類やメリット・デメリット、そして選び方のポイントを詳しくご紹介します。
バーチャルオフィスとは?

バーチャルオフィスとは、オフィスとして必要な基本機能を実際の物理的スペースを借りずに利用できるサービスを指します。
バーチャルオフィスの特徴
バーチャルオフィスの主なサービス内容は以下のとおりです。
- 登記住所の提供
会社や事業の所在地として利用できる住所を提供 - 郵便物・宅配物の受取や転送
ビジネス上のやりとりに必要な郵便物を受け取り、指定先へ転送してくれる - 電話・FAXの応対
専用番号を設定し、受付スタッフや自動音声での電話応対を行う - 会議室やコワーキングスペースの利用
必要に応じて会議室や作業スペースを時間単位・日単位で借りられる
物理的なオフィスを構えなくても最低限のビジネス環境を整えられるため、起業したてのスタートアップやフリーランスにとって大きなメリットがあります。
バーチャルオフィスに会議室が必要な理由
バーチャルオフィスを利用する最大のメリットはコスト削減ですが、常設の物理オフィスを持たないことで以下のような課題が生じます。
- 商談や打ち合わせスペースの確保
カフェやコワーキングスペースでの打ち合わせは手軽ですが、機密情報の漏洩リスクや周囲の騒音などの懸念がある。 - 来客対応の課題
急な来客やセールス訪問など、物理的な拠点がないとすぐに対応できないケースがある。 - 企業イメージへの影響
自宅住所が会社登記になっている場合、取引先によっては信頼性や規模感に疑問をもたれることもある。
こうした課題を解決するために、バーチャルオフィスの利用者であっても実際に打ち合わせができる会議室を時々使える環境を整えておく必要があります。
バーチャルオフィスの会議室の種類と特徴

バーチャルオフィスを利用する際に検討されやすい会議室には、貸し方や提供形態の違いによっていくつかのタイプがあります。ここでは代表的な会議室の種類と、それぞれの特徴・料金相場・利用時の注意点を解説します。
時間貸し会議室
時間貸し会議室は、必要な時だけ1時間単位で予約利用できる柔軟な会議スペースです。
特徴と利用シーン
- 短時間から借りられる柔軟性
1時間単位や30分単位など、必要な時間だけ手軽に借りられるのが大きな特徴です。急な打ち合わせや商談にも対応しやすいため、バーチャルオフィス利用者の中でも特に人気があります。 - 立地や設備の選択肢が豊富
駅チカや商業施設近くに多く、会議室の広さや設備(プロジェクター、ホワイトボード、Wi-Fiなど)も複数プランから選べることが多いです。 - 1回限りの利用に便利
新規クライアントとの面談や、スポット的に行う採用面接など、定期的に使う必要がない場合に最適です。
料金相場と注意点
- 料金相場
都市部か郊外かで差がありますが、1時間あたり1,000円〜3,000円程度が目安となります。広さや備品の有無によってはさらに高額になることもあります。 - 注意点
- 予約の競争率:駅から近い人気エリアは特に平日昼間や週末に混み合います。早めの予約が必要です。
- キャンセルポリシー:当日キャンセルや急な変更にはキャンセル料が発生する場合が多いので注意が必要です。
- 延長利用の可否:その後の予約が入っていないと延長はできますが、あらかじめ延長料金も確認しておきましょう。
月額利用型会議室
月額利用型会議室は、定額料金で毎月一定時間の利用が可能な、定期的な会議に適した会議室です。
特徴と利用シーン
- 定額で安定した利用が可能
毎月一定の料金を支払うことで、決まった時間または回数の範囲内で会議室を使えるプランです。頻繁に利用する場合や定期的な打ち合わせが多い場合にメリットがあります。 - 優先予約や専用枠の確保
法人プランなどでは、「毎週○曜日の午前中は固定で利用可能」といった形で自分たちの枠が確保できるケースがあります。 - メンバー同士での利用効率が上がる
チーム全員が同じプランを活用することで、会議日程の調整がしやすくなり、社内コミュニケーションも円滑に行えます。
料金相場と注意点
- 料金相場
基本プランとしては、月額1万円〜3万円程度で一定時間(例:月20時間までなど)利用できるケースが多いです。より高級な施設や広いスペースを利用したい場合、月額5万円以上になることもあります。 - 注意点
- 利用可能時間の確認:プランによっては平日のみ利用可能、土日祝は追加料金など制限がある場合もあります。
- 超過料金の発生:契約時間を超えた場合、1時間あたり数千円の追加料金が課されることがあるため注意が必要です。
- 設備の制限:プロジェクターやホワイトボードなどの利用には別途費用がかかる場合があるので、事前に必要設備を確認しておきましょう。
個室型会議室
個室型会議室は、完全に独立した空間で、機密性の高い商談や集中が必要なミーティングに適した会議室です。
特徴と利用シーン
- 完全プライバシーとセキュリティ
他のスペースとは独立しており、機密情報を取り扱う場合や商談でプライバシーを重視する場合に適しています。 - 落ち着いた環境での商談や面接に最適
周囲の騒音が少なく、集中力を保ちやすい環境。採用面接や役員会議など、重要なシーンでの利用が多いです。 - 設備が充実している場合が多い
個室型会議室は、基本的なデスクや椅子に加え、大型モニターやビデオ会議システムなどが設置されていることもあります。
料金相場と注意点
- 料金相場
個室である分やや高額になるケースが多く、1時間あたり2,000円〜5,000円程度が目安です。立地や高級感のあるオフィスの場合はさらに高くなる場合もあります。 - 注意点
- 事前予約必須のケースが多い:個室数が限られていることが多いため、早めにスケジュールを押さえておきましょう。
- 人数制限:部屋の広さによっては利用できる人数が決まっています。会議の参加人数を事前に確認しておく必要があります。
- 追加設備費用:ビデオ会議システムや特殊なプレゼン機材の利用にはオプション料金がかかる場合があります。
Web会議用ブース
WEB会議用ブースとは、オンライン会議に特化した防音設備と通信環境を備えた個人向け空間をいいます。
特徴と利用シーン
- オンライン会議に特化
遮音性やカメラ・マイクの配置など、Web会議・オンラインミーティングに最適化されたブースを短時間から利用できるサービスです。 - 個人向けの小スペースが中心
1〜2人用などのコンパクトなブースで、集中してオンライン会議に参加したいフリーランスやリモートワーカーに人気があります。 - 移動中の隙間時間に便利
駅や商業ビルなどに設置されたブースを利用して、急ぎのWeb会議に対応できるケースも多く、利便性が高いです。
料金相場と注意点
- 料金相場
利用時間に応じた従量課金制が多く、15分単位で300〜600円程度と比較的安価です。長時間利用する場合は割高になるケースもあるので注意が必要です。 - 注意点
- 設備の確認:カメラやマイク、イヤホンなどが備え付けか持参が必要かは事前に要確認。
- ネットワーク環境の安定性:オンライン会議には高速かつ安定したインターネット接続が必須。場所によっては接続が不安定な場合もあるため、口コミや評判を調べておくと安心です。
- 予約方法:スマホアプリで空きブースをリアルタイムに確認・予約できるケースが増えていますが、急な予約が入れにくい施設もあります。
その他の会議室設備
会議質に必要な基本的な備品や機器としてプロジェクター、ホワイトボード、Wi-Fiなどがあります。
プロジェクター、ホワイトボードなど
バーチャルオフィスや貸し会議室では、さまざまな設備をオプションで利用できます。主なものとしては、
- プロジェクター・大型モニター:プレゼンやセミナーで活用する場合には必須。HDMIケーブルなどの接続方法を事前に確認しておくとスムーズです。
- ホワイトボード・フリップチャート:ブレインストーミングやアイデア出しに使いやすいツール。筆記用具がついているかどうかもチェックしておきましょう。
- ビデオ会議システム(テレビ会議システム):遠隔地のメンバーと同時接続する際に便利。カメラやスピーカーの品質によって通話の安定度が変わります。
- 音響設備やマイク:大人数のセミナーや講演会で必要になる場合があります。
設備の種類と利用料金
- プロジェクター・大型モニター:1回あたり1,000円〜3,000円程度の追加料金がかかることが一般的です。
- ホワイトボード・フリップチャート:無料で貸し出している会場も多いですが、追加料金が発生する場合は500円〜1,000円程度が目安です。
- ビデオ会議システム:高品質なシステムを利用する場合、1回あたり3,000円〜5,000円程度の利用料が発生する場合があります。
- 音響設備やマイク:セミナー開催など特別な利用を想定した機材は、1,000円〜3,000円程度のオプション料金が目安となります。
バーチャルオフィスの会議室を利用するメリット

バーチャルオフィスは、物理的なオフィスを常設せずに必須機能をカバーできますが、対面コミュニケーションが必要な場面も多く存在します。
会議室を活用することで、バーチャルオフィスの弱点をカバーし、ビジネスをより円滑に進めることができます。
顧客との信頼関係構築
対面での商談は相手の意図を正確に理解でき、また専門的な会議室での打ち合わせは企業の信頼性を高めることができます。
対面コミュニケーションの重要性
新規顧客との商談や重要な契約締結の場面では、対面でのコミュニケーションがもたらす安心感や相互理解の深まりが大きなメリットとなります。目を見て話し、表情やしぐさから相手の考えを推し量ることができるため、微妙なニュアンスを正確に共有しやすくなります。
顧客への安心感と信頼感の提供
実際の会議室で顧客と対面することで、バーチャルオフィスを使っているというハードルをカバーし、**「きちんとした場所で商談を行う」**というプロフェッショナルなイメージをアピールできます。自宅住所を企業の所在地として登録している場合でも、会議室で商談を行えば、見栄えの良いビジネス空間を演出でき、顧客に対して信頼感を強く与えることが可能です。
社内外のコミュニケーション円滑化
リモートワークでは生じやすい誤解や情報の齟齬を防ぐため、定期的な対面での会議は効率的な議論とチームの結束力向上に重要な役割を果たします。
会議や打ち合わせの効率化
リモートワークは時間や場所の制約が少ない反面、誤解や情報の齟齬(そご)が生じやすいというデメリットがあります。特に複数のメンバーが同時に集まって議論すべきテーマがある場合、会議室を利用して一堂に会し、ホワイトボードやプロジェクターなどのツールを使ってまとめたほうが、話がスピーディーにまとまるケースが多いです。
チームワークの向上
普段はリモートで働いているメンバーでも、定期的に会議室に集まることで、フェイストゥフェイスのコミュニケーションが生まれやすくなります。チームビルディングや研修の場として、あえて対面の会議やワークショップを行うことで、メンバー同士の結束が高まり、仕事のモチベーションや品質向上にもつながります。
オンライン会議の質向上
オンライン会議でも専用会議室を利用することで、安定した通信環境と整った背景で、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
安定した通信環境の確保
自宅のネットワーク環境によっては回線速度や通信が不安定になりがちです。バーチャルオフィスや専用の会議室では高速インターネット回線や安定したWi-Fi環境が整備されており、映像の乱れや音声の途切れを大幅に減らせます。
プロフェッショナルな印象
オンライン会議で周囲に生活感が漂ってしまうと、取引先やクライアントに与える印象が損なわれることがあります。専用会議室から参加する場合、背景や音響が整っている空間で会話するため、きちんとしたビジネスマナーや姿勢をアピールできます。
コスト削減
バーチャルオフィスの会議室は、固定費を抑えながら、必要に応じて時間単位や月額で会議室を利用できるため、コストを最適化しながら効率的なビジネス運営が可能です。
オフィス賃料や維持費の削減
バーチャルオフィスの大きな特徴は、物理的なオフィスを借りる費用や維持費(光熱費、備品費、清掃費など)を大幅にカットできる点です。固定費の負担を減らしつつ、必要なときだけ会議室を利用することで、初期投資やランニングコストを最小限に抑えつつビジネスを運営できます。
会議室利用費用の最適化
会議室を常設している企業の場合、会議室が空室になっている時間も含めた賃料が発生するため、コストパフォーマンスが悪くなることがあります。一方でバーチャルオフィスの会議室は、時間貸しや月額プランなど目的や使用頻度に合わせて柔軟に利用できるため、無駄なコストが発生しにくいというメリットがあります。使用する頻度が高い場合でも、複数のプランがあるので、自社に合った方法を選べば会議室にかかる費用を最適化できます。
バーチャルオフィスの会議室を利用するデメリット

バーチャルオフィスの会議室は、コスト削減や柔軟な働き方の実現に大きく貢献しますが、一方で注意しておきたいデメリットや課題も存在します。実際に利用を始める前に、以下のポイントを把握しておくことで、トラブルや不満を未然に防ぎやすくなります。
予約の取りにくさ
バーチャルオフィスの会議室は、需要が高い時間帯や曜日に集中して予約が埋まる傾向があります。
人気の時間帯や曜日
特に平日の午前中〜夕方にかけて、会議や打ち合わせが入ることが多いため、早めに予定を確定しないと希望の時間に利用できない可能性が出てきます。
また、月末や年度末など、企業のイベントや締め切りが重なる時期は会議室の稼働率が高まるため、さらに予約が取りづらくなるケースがあります。
事前予約の必要性
時間貸しの会議室は、基本的には事前予約が必須となります。急な打ち合わせや商談が入った場合、空きがないと困ることも。また、キャンセルポリシーによっては、近い日程でのキャンセルに対してキャンセル料が発生することもあるため、柔軟なスケジュール調整が難しい場合は注意が必要です。
利用料金
会議室を利用する場合、多くは時間課金制や、1日単位での利用料金が設定されています。
時間課金制の料金体系
必要なときだけ借りられるというメリットがある半面、利用時間が長くなるとコストも嵩(かさ)んでしまいます。頻繁に会議を行うチームや、時間をかけてじっくり議論したいプロジェクトでは、想定以上の費用がかかる可能性があります。
予算との兼ね合い
バーチャルオフィスはコストが抑えられるのが利点ですが、会議室の利用が多いと、結果的にコストがかさむ場合があります。特に外部の会議室サービスを多用する場合、利用回数や人数に応じて出費が大きくなるため、あらかじめ年間・月間の利用回数を想定したうえで、最適なプランを検討する必要があります。
アクセス
バーチャルオフィスの会議室は都心部の便利な場所にあることが多い一方、郊外や地方エリアでは数が限られていることがあります。
会議室の所在地
自社や取引先の所在地から遠い場所しか選択肢がない場合、移動の手間や交通費が増え、利用頻度に悪影響を及ぼすことも考えられます。
交通手段と所要時間
駅から遠い、乗り換え回数が多い、駐車場が少ないなどの要因で、集合時間の調整や費用負担が増すことも。結果的に会議参加メンバーのモチベーションやスケジュールにも影響が及ぶため、会議室選びではアクセス面を十分に検討する必要があります。
バーチャルオフィスの会議室の選び方

バーチャルオフィスの会議室は、利用目的や利用頻度に合った会議室を選ぶことで、費用を最適化しながらビジネスの効率を高められます。以下では、会議室選びの際に注目すべきポイントを具体的に説明します。
料金
会議室の料金体系は、大きく分けて時間課金制と月額定額制の2つに分類されます。
料金体系の確認
時間課金制では、1時間ごと・30分ごとに利用料が発生し、短時間利用に適している一方、長時間の会議が多いと割高になる可能性があります。月額定額制では、決まった時間数や回数まで定額で利用でき、頻繁に会議を行う企業にはコストを抑えやすいメリットがあります。
また、プロジェクターやホワイトボードなどのオプション料金、会議室のランク(グレード)による追加費用なども事前に確認しておきましょう。
予算に合わせた選択
月にどのくらい会議室を利用する見込みがあるのかを明確にし、そのうえで予算を組むことが大切です。たとえば、月に数回程度しか利用しないなら時間課金制でも十分ですが、週に何度も利用する場合は定額制プランのほうが総額を抑えられる可能性があります。自社の利用状況に合ったプランを比較検討し、利用頻度と費用対効果を考慮して最適な選択をしましょう。
アクセス
会議室を利用する際、アクセスの良さは参加者の利便性や移動時間の短縮に直結します。
主要駅からの距離
特にクライアントや取引先と対面で会う機会が多い場合は、主要駅から徒歩圏内にある会議室を選ぶとスムーズです。駅から遠い、複数路線を乗り換えなければならないなどアクセスが悪いと、それだけで相手に負担をかけることになり、ビジネスの印象にも影響を与えかねません。
交通手段の利便性
クルマやバイク、自転車などでの来客が想定される場合には、駐車場や駐輪場の有無も大きな検討ポイントです。また、周辺にコインパーキングが充実しているか、駐車料金はいくらかなどの情報を事前にリサーチしておくと安心です。
設備
会議を円滑に進めるためには、Wi-Fiや電源コンセント、ホワイトボード、プロジェクター、モニターなど基本的な設備が欠かせません。
会議に必要な設備
オンライン会議やプレゼンテーションを行う場合、スピーカーフォンやカメラなどのビデオ会議システムが必要になることもあります。事前に、利用予定の設備が会議室に設置されているか、あるいはオプションで借りられるかを確認しましょう。
設備の有無と利用料金
基本設備は無料でも、プロジェクターや大型ディスプレイの利用に追加料金がかかるケースは少なくありません。また、印刷機能やドリンクサービスなど、細かいオプションの有無も総コストに影響します。利用頻度が高い備品が追加料金の対象なのかどうかを事前にチェックし、必要に応じたプランを選ぶことが大切です。
広さ
会議室を選ぶ際は、実際に利用する人数を想定して広さを決定します。
利用人数に合わせた広さ
人数が少ない場合でも、あまりに狭いと息苦しさを感じたり、椅子やテーブルをゆったり配置できない問題が生じることがあります。逆に、人数に対して広すぎる会議室を選ぶと、コストが無駄に高くなったり、落ち着かない空間になることもあるため、適正なサイズを見極めることが重要です。
快適な空間
会議が長引くことも考慮し、椅子や机の配置・動線が快適かどうかにも目を向けましょう。また、エアコンや空調、照明の調整がしやすいかどうかも重要なポイントです。実際に下見が可能なら見学をして、室内の雰囲気や広さを体感するのがおすすめです。
予約の取りやすさ
人気の会議室やアクセスが良い場所は、平日昼間や年度末などに予約が集中しやすく、なかなか希望の時間を押さえられないことがあります。
予約状況の確認
会議室の予約システムがオンライン化されている場合には、空き状況をリアルタイムで確認できるかどうかもポイントです。頻繁に利用する予定がある場合は、会議室の運営会社に連絡し、事前に複数の候補日を確保できる仕組みがあるか確認してみましょう。
キャンセルポリシー
急な予定変更が想定されるなら、キャンセルポリシーも忘れずにチェックしましょう。予約日が近いほどキャンセル料が高くなるケースが多いため、予想外の出費を回避するには会議日程の確定をなるべく早めに行うことが重要です。
主要バーチャルオフィスの会議室サービス比較

実際のバーチャルオフィスの会議室はどんなもので、どれくらいの料金で利用できるのか?
そんな疑問に答えるために、会議室が利用できるバーチャルオフィスのおすすめの5社紹介します。
おすすめのバーチャルオフィス
- レゾナンス
- METSオフィス
- アントレサロン
- ユナイテッドオフィス
- ナレッジソサエティ
レゾナンス

レゾナンスの会議室は一等地のオフィス街にあり、全店舗とも駅から徒歩5分以内。ホワイトボードやTVモニター(渋谷神宮前・新橋・日本橋・青山・恵比寿・秋葉原のみ)、プロジェクター(銀座・横浜のみ)、無料Wi-Fi、ウォーターサーバーなどを完備し、1時間あたり非会員様1650円(税込)、会員様1100円で利用できます。
会員 | 非会員 | 延長料金 |
1,100円 / 1時間 | 1,650円 / 1時間 | 550円 / 30分 |


レゾナンスの詳しい情報はこちらで紹介しています
METSオフィス

METSオフィスの会議室は、新宿三丁目・新宿御苑・日本橋兜町・赤羽など複数拠点で利用可能です。
事前にMETSメンバー専用予約サイトから予約し、オプションの「ビジネスラウンジ」を契約中の会員様は利用料金が半額に。4名から36名まで収容可能な完全個室があり、赤羽のみ予約・支払い方法など利用条件が異なるため、詳細は赤羽会議室特設ページをご確認ください。
新宿三丁目

定員:6~8名
料金:2,200円 / 1時間
新宿御苑

定員:6~8名
料金:2,200円 / 1時間
日本橋兜町

定員:4名
料金:1,100円 / 1時間
日本橋兜町

定員:8~12名
料金:1,100円 / 1時間
赤羽

定員:10名
料金:平日9時~21時:3,300円
土日9時~21時:4,400円
赤羽

定員:36名
料金:平日9時~21時:3,850円
土日9時~21時:4,950円
METSオフィスの詳しい情報はこちらで紹介しています
アントレサロン
アントレサロンの会議室・セミナールームは、首都圏主要駅から徒歩5分以内の好立地で、手頃な料金が魅力です。
少人数向けから20名以上対応のセミナールームまで揃っており、インターネットや電源、ホワイトボード、プロジェクターなど、充実した設備を完備。利用方法は単発予約(一般価格)と、月額会員登録で半額になる継続利用の2種類があります。
頻繁に会場を利用する方や、コストを抑えたい方は、月額会員になるとデスクや住所利用も可能で大変お得。空き状況はWebから簡単に確認でき、30分単位で予約可能です。
銀座

定員:4名
料金:250円 / 30分
銀座

定員:20名
料金:750円 / 30分
東京

定員:4名
料金:250円 / 30分
秋葉原

定員:4名
料金:400円 / 30分
赤坂

定員:4名
料金:400円 / 30分
新宿

定員:8名
料金:500円 / 30分
新宿

定員:8名
料金:500円 / 30分
新宿

定員:20名
料金:750円 / 30分
西新宿

定員:4名
料金:400円 / 30分
渋谷宮益坂

定員:4名
料金:400円 / 30分
渋谷道玄坂

定員:4名
料金:400円 / 30分
渋谷道玄坂

定員:18名
料金:750円 / 30分
池袋

定員:6名
料金:400円 / 30分
横浜

定員:6名
料金:400円 / 30分
横浜

定員:4名
料金:250円 / 30分
横浜

定員:24名
料金:750円 / 30分
桜木町

定員:6名
料金:400円 / 30分
川崎

定員:6名
料金:400円 / 30分
大宮

定員:4名
料金:200円 / 30分
アントレサロンの詳しい情報はこちらで紹介しています
ユナイテッドオフィス

ユナイテッドオフィスは、都内主要エリアに展開する多彩な会議室があります。表参道や青山の落ち着いた空間から渋谷の大人数向けルーム、西新宿の少人数向けスペース、銀座のセミナールーム、日本橋や虎ノ門など。定員は4名から16名まで、料金は30分275円(税込)からとリーズナブル。ビジネスの打ち合わせだけでなく、セミナー開催なども可能です。
表参道貸会議室

定員:6名
料金:550円 / 30分
青山店会議室641

定員:10名
料金:550円 / 30分
青山店会議室635

定員:10名
料金:550円 / 30分
青山店会議室917

定員:4名
料金:275円 / 30分
渋谷店会議室

定員:14名
料金:550円 / 30分
西新宿会議室

定員:4名
料金:250円 / 30分
銀座店会議室

定員:15名
料金:3,300円 / 1時間
銀座店セミナールーム

定員:16名
料金:3,300円 / 1時間
日本橋店会議室

定員:6名
料金:550円 / 30分
虎ノ門店会議室

定員:6名
料金:275円 / 30分
ユナイテッドオフィスの詳しい情報はこちらで紹介しています
ナレッジソサエティ

九段下駅から徒歩30秒、りそな九段ビル5階にあるナレッジソサエティの会議室は、2名用カウンセリングスペースから18名用の会議室、最大49名対応のセミナールーム、撮影用スタジオまで幅広く完備。
新宿・渋谷にもアクセスしやすく、ドラマやCMなどの撮影実績も多数あります。Wi-Fiやプロジェクターなどの備品は無料で利用でき、30分単位・15分刻みの柔軟な予約が可能です。ビジネスからイベント、撮影までさまざまなニーズに対応します。
アレジメントルームA1
モニター付き

定員:6~7名
料金:6,600円 / 60分
アレジメントルームA2
モニターなし

定員:6~7名
料金:5,775円 / 60分
アレジメントルームA
(A1+A2)

定員:18名
料金:12,375円 / 60分
アレジメントルーム
B

定員:5名
料金:6,600円 / 60分
アレジメントルームC

定員:3名
料金:3,300円 / 60分
アレジメントルームD

定員:2名
料金:2,970円 / 60分
アレジメントルームE

定員:6名
料金:6,600円 / 60分
ミーティングシート1

定員:4名
料金:3,300円 / 60分
ミーティングシート2・3

定員:4名
料金:2,805円 / 60分
カウンセリングスペース

定員:2名
料金:1,650円 / 60分
セミナールームA

定員:シアター形式 49名
スクール形式 28名
料金:38,500円 / 60分
セミナールームB

定員:18名
料金:38,500円 / 60分
ナレッジソサエティの詳しい情報はこちらで紹介しています
まとめ
バーチャルオフィスは、物理的なオフィスを構えずに住所や電話対応などの基本機能を利用できるサービスで、低コストかつ柔軟な働き方を実現します。
しかし、対面での商談やチームコミュニケーションが必要な場面も多く、その弱点を補うのがバーチャルオフィスの会議室です。会議室には時間貸しや月額制、個室型やWeb会議用ブースなど、目的や利用頻度に応じた多彩なタイプがあります。
駅から近くアクセスが良い会場や、プロジェクター・ホワイトボード・高速Wi-Fiなどの設備が充実した会場を選ぶことで、顧客との打ち合わせやチームビルディングを効率的に進められます。
主要バーチャルオフィス各社も、少人数から大人数まで対応できる会議室を各地に展開し、利用頻度に合わせた料金プランを用意しているのが特徴です。ただし、需要の高い時間帯は予約が取りづらいことや、利用料・キャンセルポリシーなど事前に確認すべき点もあります。
自社の予算や目的に合う会議室プランを選び、必要なタイミングでプロフェッショナルな空間を活用しましょう。