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税理士の選び方

資金繰りに強い税理士を見分ける4つのポイントと失敗しない探し方

2025年9月23日

しょうじ

税理士事務所で約20年にわたり勤務し、税務申告や税務調査の立ち会い、開業手続き、融資サポートなど幅広い実務を経験。これらの知見をもとに、起業家向けに、業界経験者ならではの専門的な視点と、客観的な視点の双方から、有益な情報を発信しています。

顧問税理士が​資金繰りの​相談に​乗ってくれずに​困っている。​

資金繰りに​強い​税理士を​どうやって​探すの​かわからない。​とお悩みじゃないですか?​

税務相談は​どんな​税理士でも​対応しますが​資金繰りや​融資の​相談は、​資金繰りに​強い​税理士でないと​対応できません。​

また、​探し方を​間違えると​専門ノウハウを​持たない​税理士と​契約

する​羽目になり、​資金繰りを​改善すると​いう​目的が​達成できない​こともあります。​

この​記事では​資金繰りに​強い​税理士の​選び方​・探し方、​契約中の​税理士が​いる​場合の​税理士変更の​方​法など、​税理士業界で​創業や​融資の​サポートなどに​20年従事した​私の​実務経験を​もとに​解説しています。​

資金繰りの​問題は、​時間が​経つほどに​事態が​悪化する​場合が​ほとんどです。​

手遅れに​ならないように、​すぐに​いい税理士を​見つけて​対策するように​してください。​

資金繰りに強くない税理士と契約する不利益

資金繰りのサポートは、単なる経理処理や税務申告とは異なり、会社の「お金の流れ」を見える化し、先を見据えた対応を考える力が必要です。ところが、すべての税理士が資金繰りに精通しているわけではありません。資金繰りに強くない税理士と契約すると、次のような不利益が生じやすくなります。

資金繰りが苦しくてもサポートしてくれない

通常の税理士業務は、決算や申告、帳簿チェックが中心です。そのため、経営者から「資金繰りが苦しい」と相談しても、具体的な打開策を提示してくれない場合があります。
たとえば「売上が減って入金が遅れている」という状況でも、「経費を減らしてください」といった一般的なアドバイスしか得られず、実際の資金繰り改善につながらないことがあります。

融資の申し込みに苦労する

資金繰りが厳しくなったときに頼りになるのは金融機関からの融資です。ところが、資金繰りに強くない税理士は、金融機関に提出する「資金繰り表」や「事業計画書」の作成サポートが不十分なことがあります。
その結果、銀行担当者にうまく説明できず、融資審査に時間がかかったり、不利な条件でしか借入ができなかったりするケースも少なくありません。

資金ショート直前まで気づかない

もっとも大きなリスクは「資金ショートの予兆に気づけない」ことです。資金繰りに強い税理士であれば、数か月先のキャッシュフローを見て、資金不足が見込まれる時点で早めに手を打つよう提案してくれます。
一方、資金繰りを重視しない税理士の場合、「決算書や申告書は作れても、日々のキャッシュ残高管理はノータッチ」ということも多く、経営者自身が資金ショート直前になって初めて気づくという危険な事態になりかねません。

資金繰りに強い税理士を見分ける4つのポイント

資金繰りに強い税理士は、単に帳簿をつけたり申告書を作ったりするだけではなく、会社のお金の流れを先読みして対策を提案してくれる存在です。見分ける際には、次のようなポイントに注目するとよいでしょう。

毎月の資金繰り表を一緒にチェックしてくれるか

資金繰りに強い税理士は、決算のときだけでなく、毎月の資金繰り表を確認しながら経営者と打ち合わせを行います。
「今月・来月の入金と支払い」「3か月先のキャッシュ残高」などを予測してくれる税理士は、資金ショートを未然に防ぐ力があります。

金融機関との関係構築に積極的か

融資サポートが得意な税理士は、金融機関の担当者との関係性を大事にしています。面談に同席したり、融資用の事業計画書や資金繰り表を整えてくれたりするかどうかは大きな見極めポイントです。
「銀行に説明しやすい資料を作ってくれるかどうか」で、その税理士の融資支援力がわかります。

キャッシュフローを意識したアドバイスがあるか

税理士によっては「利益」と「お金の残高」を混同してしまい、利益が出ていれば大丈夫と考えるケースもあります。
資金繰りに強い税理士は、利益が出ていても運転資金が不足する可能性を理解し、キャッシュフローを重視したアドバイスをしてくれます。

経営改善や資金調達の提案をしてくれるか

単に「経費を削りましょう」と言うだけでなく、売上改善の視点や補助金・助成金の活用、リスケジュールの提案など、経営をトータルでサポートしてくれる税理士は心強い存在です。

こうした具体的な打開策を出してくれるかどうかも判断基準になります。

自力で​ネット検索頼みの​税理士探しが​NGな​理由

融資に強い税理士を探す場合、自力でインターネット検索で見つけるのはおすすめしません。

なぜなら、自力でインターネット検索で探すには膨大な労力が必要なうえ、融資の専門ノウハウがあるかどうかを素人目では判断できないことからです。

自力でインターネット検索で探すリスク

インターネット検索で自分で税理士を探そうとすると、次のような理由で効率が悪くなりがちです。

  1. 比較の手間が大きい
    検索で出てくる税理士事務所は数が膨大で、ホームページの情報だけでは料金体系や得意分野が分かりにくいことが多いです。複数の事務所に問い合わせて条件をそろえて比較するには、時間と労力がかかります。
  2. 面談後に断るストレス
    実際に面談してみると「思ったほど融資に強くない」「話しにくい」など相性が合わないケースもあります。その場合、自分で直接コンタクトした相手に「今回は見送ります」と断るのは心理的な負担が大きく、結果として選び直すのを先延ばしにしてしまうことがあります。

つまり、自力検索では 「情報収集に時間がかかる」+「合わない場合の断りづらさがストレスになる」 ため、効率が悪くなりやすいのです。

資金繰りのノウハウのない税理士と契約するリスク

希望に沿う税理士が見つからず、資金繰りのノウハウがない税理士に依頼すると、毎月の資金繰り表を作ってもらえず資金不足に気づくのが遅れたり、融資申請に必要な事業計画書や資金計画を整えてもらえず審査で不利になったりします。

その結果、資金ショート直前まで有効な手を打てず、経営が行き詰まるリスクが高まります。

また、金融機関からの信頼を得られず、交渉も不利に進みます。実際には融資が可能な状況でも、サポート不足によって否決され、資金調達の大事なタイミングを逃してしまうリスクがあります。

税理士探すには税理士紹介サイトがおすすめ

そこで、​おすすめなのが税理士紹介サイトです。​

税理士紹介サイトは​無料で​税理士を​紹介してくれる​サービスです。​

税理士紹介サイトに​問い合わせると、​あなたの​専属の​担当者が、​希望に​合う​税理士を​複数ピックアップし、​面談の​スケジュールを​組んでくれます。​面談して、​相性が​悪く​断る​場合は、​代わりに​断ってくれ、​次の​税理士を​探してくれます。​

税理士紹介サイトのメリット

税理士紹介サイトを利用すると、自力で探す場合のリスクを次のように回避できます。

  1. 条件に合う税理士だけを紹介してもらえる

紹介サイトでは、融資に強い・得意分野が合うなど、自分の希望条件に沿った税理士を最初から絞り込んで紹介してくれます。そのため、無駄に多くの事務所に問い合わせて比較する手間が省けます。

  1. 断るストレスが軽減される

もし紹介された税理士と面談して「合わない」と感じても、紹介サイトを通して手続きを進めるため、直接断る必要がなく心理的負担が少なくなります。

  1. 比較が効率的にできる

複数の税理士をまとめて紹介してもらえるので、料金や実績、得意分野を簡単に比較できます。自力で何度も問い合わせる必要がなく、時間と労力を大幅に節約できます。

つまり、税理士紹介サイトを使うことで 「比較の手間」「断るストレス」「選び直すリスク」 をまとめて回避でき、効率よく自分に合った税理士を選べるのです。

税理士紹介サイトの利用の流れ

税理士紹介サイトを利用する際はどんな流れになるのか?多くの税理士紹介サイトでの登録の流れを図解しました。

登録フォームに入力して送信

税理士紹介サイトの公式サイトよりフォームに入力します。

担当者による状況や税理士への要望のヒアリング

担当者より電話があります。

事業の概要や規模、税理士に対する要望など、税理士を選定するにあたっての情報のヒアリングがあります。

税理士の選定・紹介

担当者が登録税理士の名から選定し税理士を紹介します。

一般的に2~3人の候補を挙げてくれます。また、面談の日程調整も担当者が設定してくれます。

税理士との面談

紹介された税理士と面談します。時節柄オンライン面談が主流になります。

サービス内容。税理士費用なども打合せし、納得いけば契約。

税理士と面談して、合わないと感じた場合は、後日担当者を通じて断ることができます。

その後も契約が決まるまで、何度でも無料で紹介してもらうことができます。

税理士紹介サイトのデメリット

メリットがたくさんある税理士紹介サイトですが、当然デメリットもあります。

ズバリ税理士紹介サイトのデメリットは、

税理士紹介サイトによって、サービスや税理士の質に差がある

という1点に尽きます。

税理士紹介サイトは大小さまざまで、十数社存在します。利用が無料とはいえ、規模が小さいところや実績が乏しいところでは、

  • 登録税理士が少なく希望の税理士が見つからない
  • 担当者のサービスが悪い
  • 登録してもレスポンスが悪く、ほったらかしにされる

など、一向にいい税理士が見つからないといったことになりかねません。

では、どんな税理士紹介サイトにすればよいのか?税理士紹介サイトの選び方をお教えします。

税理士紹介サイトの選び方

税理士紹介サイトの選び方の基準は、
具体的には、「①登録税理士の質・人数、②担当者のサポート、③運営年数・実績」の3つです。

登録税理士の質・人数

税理士紹介サイトでは、登録税理士を審査するところもあります。審査しているところが一番ですが、そうでなければ、登録税理士の人数が多いほど、いい税理士に出会う可能性は高くなります。

担当者のサポート

税理士選びでは、税理士との面談・報酬の交渉が必要です。
忙しいときの日程調整は大変ですし、価格交渉は苦手という方もいますよね。
そこで、税理士との面談の日程調整や価格交渉も担当者にお任せできるところがおすすめです。

運営年数・実績

税理士紹介サイトの運営年数が長く実績が多いほど、登録税理士の数も多く、担当者のスキルも高くなる傾向にあります。
税理士紹介サイトを選ぶ際は、「運営年数が長く」「実績が多い」ところを重点的に選びましょう。

おすすめの税理士紹介サイトについては、以下の記事でくわしく解説しています。
税理士紹介サイトのおすすめ【最新】主要5社を徹底比較!

資金繰り改善のカギは税理士選び!

資金繰りに悩む経営者にとって、税理士選びは経営を左右する重要な要素です。

多くの税理士は申告や帳簿チェックには対応できますが、資金繰りや融資支援となると専門ノウハウが必要で、誰でも対応できるわけではありません。

資金繰りに強くない税理士と契約すると、資金不足の予兆に気づけず、融資申請に必要な書類作成や銀行対応も不十分で、結果として資金ショートや融資失敗のリスクが高まります。

一方で、資金繰りに強い税理士は毎月の資金繰り表を用いて将来のキャッシュフローを予測し、早めに打てる手を提案してくれるほか、金融機関との交渉にも同席し心強いパートナーになります。

探し方としては、闇雲にネット検索するよりも、希望条件に合った税理士を効率よく紹介してもらえる税理士紹介サイトを活用するのが現実的です。資金繰りの悩みは時間が経つほど深刻化します。

放置せず、早めに資金繰りに強い税理士と出会い、経営の安心につなげることが大切です。