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個人事業主の税理士費用の相場|月額2万円・スポット14万円が目安

2024年4月13日

個人事業主の税理士費用の相場は、月額顧問料で2万円、スポット契約で14万円が目安です。

これは、税理士業界に通算20年従事した私が、税理士事務所のホームページと税理士紹介サイトで調査した結果です。

ただし、単純に相場を見て金額だけで税理士を選ぶのは危険です。

なぜなら、料金は同じでも税理士によってサービス内容が違うからです。月額顧問料の中で帳簿作成もやってもらえると思っていたら、記帳代行は別料金ということも多々あります。

失敗しない税理士の選び方は、税理士費用の相場を知ることが第一です。
さらに、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。

ポイント

  • 税理士業務の内容
  • 税理士費用とサポート範囲
  • 顧問契約やスポット契約など契約の仕組み

とはいえ、業界独特の表現などもあるのでわかりにくい部分もあります。

そこで、この記事では、個人事業主にとって最適な税理士の選び方と費用相場について、以下の内容をご紹介します。

この記事の内容

  • 個人事業主向けの税理士サービスの内容と料金
  • 個人事業主の税理士費用の相場
  • 個人事業主の税理士の選び方
  • 個人事業主の税理士の探し方

税理士を選ぶうえでは必須の内容をまとめました。税理士選びで失敗しないためにも、どうぞ最後までご一読ください。

個人事業主向け税理士サービス内容と料金

個人事業主向けの税理士のサービスは、毎月の月次処理を行う顧問契約と、確定申告書の提出のみを行うスポット契約とに分かれます。

注意

ここでの税理士費用は、青色申告を前提にしています。
白色申告の場合、「白色申告の場合の税理士費用の相場」をご覧ください。

料金体系の要因

個人事業主向けの税理士の料金は、顧問契約とスポット契約に分かれ、帳簿作成を依頼すると料金が加算されます。この帳簿作成を税理士に任せることを業界では記帳代行といいます。

ポイント

記帳代行から確定申告書の作成まで、一切を税理士に任せることを通称丸投げと言います。

顧問契約

顧問契約は、毎月一定額の顧問料を支払い、決算書作成、確定申告、記帳代行、税務相談などを包括的に依頼する契約です。

メリット

  • 継続的に税務指導を受けられるので、節税対策にも有効
  • 書類作成などの煩雑な事務作業を任せられるので、本業に集中できる
  • 定期的に訪問してくれるので、些細な疑問も相談しやすい

デメリット

  • 顧問料が高額になる場合が多い
  • すべての業務を依頼するので必要な業務だけ依頼したい場合は非効率

スポット契約

スポット契約とは、確定申告時に決算書・確定申告書作成など、個別の業務だけを依頼する契約です。

メリット

  • 顧問契約よりも費用が安くなる
  • 必要な業務だけ依頼できるので費用を抑えられる

デメリット

  • 継続的な税務指導は受けられない
  • 確定申告書作成のみなので提案等のアドバイスは受けにくい
  • 確定申告期限が迫っていると受け付けられない場合がある

丸投げとは

顧問契約でも、スポット契約でも、決算書・申告書の作成は行うので、一般的に丸投げするという場合は、領収書や請求書などの会計資料を税理士に渡し記帳代行をする場合を指します。

顧問契約の場合は税理士費用は月額なので、丸投げの場合の記帳代行料金は月額○○円というように加算されます。一方、スポット契約の場合、最後にまとめて税理士費用を払うので、記帳代行料金は仕訳数に対して別途料金を加算するパターンが多いです。

メリット

  • 領収書などの紙の資料を整理する必要がなく作業が楽
  • 処理を全て任せるので漏れなどのリスクが少ない

デメリット

  • 高額になる場合が多い
  • 確定申告期限が迫っていると受け付けられない場合がある

個人事業主の税理士費用【顧問契約】の相場

個人事業主の税理士費用の相場を税理士がホームページで公開している料金表から調べました。顧問契約、スポット契約、それぞれの相場と、スポット契約を丸投げ(記帳代行込み)する場合について解説します。

顧問契約の相場を3つの税理士事務所の料金表から算出した結果は以下のとおりです。

顧問契約の相場

訪問頻度3ヵ月に1回
月額顧問料20,000円
決算報酬120,000円
記帳代行月額5,000円を加算

月額顧問の場合は、定期で面談するのが一般的です。
ただ、個人事業の場合、取引規模も小さく、予算の関係もあって毎月の面談は希望しないケースが多くあります。そのため、訪問頻度を3か月に1回や年2回・3回と決めていることが多いです。

平均すると、3ヵ月に1回程度が多く、3ヵ月に1回の面談で算定した顧問料は20,000円、決算報酬は120,000円となります。

会計ソフトの入力を自分でやる場合、記帳代行料が加算されず、全て税理士に丸投げすると、記帳代行料として月額5,000円が加算されます。

元となった税理士事務所の料金表は以下です。

顧問契約【月額顧問料】の相場

年間売上A事務所B事務所C事務所平均
1,000万円以下15,000円10,000円15,000円13,333円
3,000万円以下18,000円12,000円20,000円16,666円
5,000万円以下15,000円25,000円20,000円
7,000万円以下15,000円30,000円22,500円
1億円以下20,000円35,000円27,500円

顧問契約【決算報酬】の相場

年間売上A事務所B事務所C事務所平均
1,000万円以下70,000円60,000円80,000円70,000円
3,000万円以下80,000円100,000円100,000円93,333円
5,000万円以下130,000円120,000円125,000円
7,000万円以下130,000円130,000円130,000円
1億円以下180,000円150,000円165,000円

顧問契約【記帳代行料】の相場

年間売上1,000万円以下3,000万円以下5,000万円以下7,000万円以下1億円以下
記帳代行料5,000円7,000円9,000円10,000円12,000円

相場のもとにした3つの事務所データ

顧問契約の料金の相場で参考にしたのは、3つの税理士事務所の料金です。その詳細なデータを以下に解説します。

A事務所

A事務所では、開業して2年未満の個人事業主向けに、3か月に1回面談をする方式で、売上高に応じて月額顧問料と決算報酬が次のように設定されていました。

年間売上高月額顧問料決算報酬
1,000万円未満15,000円70,000円
1,000万円以上2,000万円未満18,000円80,000円

ポイント

  • 開業して2年未満の個人事業主向けのプラン。
  • 月額顧問料と決算報酬は年間売上高によって異なる。
  • 面談は3か月に1回行われる。
  • 年間売上高が1,000万円未満の場合、月額顧問料は15,000円、決算報酬は70,000円。
  • 年間売上高が1,000万円以上2,000万円未満の場合、月額顧問料は18,000円、決算報酬は80,000円。

B事務所

B事務所の料金表は、一番多い料金設定のプランで、金額的にも平均的です。

面談の頻度が、毎月・2ヶ月に1回・3ヶ月に1回の3パターンあり、売上高に応じて月額顧問料と決算報酬が次のように設定されていました。

月額顧問料

年間売上毎月面談2ヶ月に1回面談3ヶ月に1回面談
1,000万円以下10,000円
3,000万円以下15,000円12,000円
5,000万円以下25,000円20,000円15,000円
1億円以下28,000円24,000円20,000円
1億円超別途見積り別途見積り別途見積り

決算報酬

年間売上決算報酬
1,000万円以下60,000円
3,000万円以下100,000円
5,000万円以下130,000円
1億円以下180,000円
1億円超別途見積り

ポイント

  • 月額顧問料と決算報酬は年間売上高に比例し、面談回数によって変動する。
  • 面談回数を増減することで料金を調整できる。
  • 年間売上が1億円を超える場合は別途見積もりとなる。

C事務所

C事務所のプランは、面談回数のバリエーションが多いので、予算に合わせて選べるのが長所です。

月額顧問料

年間売上年1回面談年2回面談年4回面談毎月面談
1,000万円以下10,000円12,000円15,000円20,000円
3,000万円以下15,000円17,000円20,000円25,000円
5,000万円以下20,000円22,000円25,000円30,000円
7,000万円以下25,000円27,000円30,000円35,000円
1億円以下30,000円32,000円35,000円40,000円

決算報酬

年間売上決算報酬
1,000万円以下80,000円
3,000万円以下100,000円
5,000万円以下120,000円
7,000万円以下130,000円
1億円以下150,000円

ポイント

  • 月額顧問料は年間売上高と面談回数に応じて決まる。
  • 決算報酬も年間売上高に応じて設定されている。
  • 記帳代行料も月額売上高によって異なり、月間の仕訳数によって追加料金が発生する。
  • 顧問料と記帳代行料が別途設定されている。

特殊な顧問契約の料金

レアな料金設定のため、顧問料相場の算定には入れませんでしたが、面談回数に仕訳数や業種を加味して料金を設定している事務所もあります。

仕訳数が基準のD事務所

D事務所の料金は、記帳代行料を含め、仕訳数と訪問回数で料金が決まっているタイプです。

月額顧問料

月々の仕訳数毎月訪問処理数ヶ月に1度訪問処理訪問なし
40未満4,000円2,000円
70未満10,000円6,000円4,000円
100未満12,000円8,000円6,000円
150未満15,000円12,000円9,000円
200未満18,000円14,000円11,000円
250未満20,000円17,500円13,500円
300未満24,000円18,000円15,000円
300以上個別に算定個別に算定個別に算定

決算報酬

年間売上決算報酬
500万円未満35,000円~50,000円
1,000万円未満50,000円~80,000円
2,000万円未満60,000円~85,000円
3,000万円未満70,000円~95,000円
4,000万円未満80,000円~115,000円
5,000万円未満95,000円~130,000円
5,000万円以上個別に算定

ポイント

  • 月額の報酬は月々の仕訳数と訪問回数によって決まる。
  • 仕訳数や訪問回数が増えるごとに料金が増加する。
  • 決算報酬も年間売上高に応じて幅広く設定されている。

業種を基準にするE事務所

E事務所では、前年度売上規模に業種別で訪問頻度と顧問料を設定しています。

月額顧問料

定期巡回月額顧問料小売業情報通信業飲食店サービス業
年3回9,900円1,000万円以下1,000万円以下1,000万円以下1,000万円以下
14,300円1,500万円以下1,500万円以下1,500万円以下1,500万円以下
17,600円2,500万円以下3,000万円以下3,000万円以下2,000万円以下
年間4回19,800円4,000万円以下4,000万円以下4,000万円以下2,500万円以下
22,000円5,500万円以下6,000万円以下6,000万円以下4,000万円以下
24,200円7,000万円以下9,000万円以下7,000万円以下5,000万円以下
年間6回28,600円1億円以下1.2億円以下8,000万円以下8,000万円以下
33,000円2億円以下2億円以下9,000万円以下1億円以下
37,400円3億円以下3億円以下1億円以下1.5億円以下
年間12回41,800円4億円以下4億円以下2億円以下3億円以下
46,200円10億円以下6億円以下4億円以下6億円以下
別途見積10億円超6億円超4億円超6億円超

記帳代行料

事務所指定の簡易帳簿を作成する場合領収書を日付ごとに貼付する場合丸投げで依頼する場合
月額 5,500円月額 11,000円月額 16,500円
*上記はいずれも月間100仕訳以下の場合。月間50仕訳増えるごとに 月5,500円加算

決算報酬

月額顧問料の3か月分
*ただし、月額顧問料が17,600円以下の場合は、申告決算料は一律 55,000円

ポイント

  • 前年度の売上規模と業種に応じて、定期的な訪問頻度と顧問料が設定されている。
  • 顧問料と記帳代行料が別途設定されており、月間の仕訳数によって追加料金が発生する。
  • 年間売上が10億円を超える場合は別途見積もりとなる。

個人事業主の税理士費用【スポット契約】の相場

スポット契約の相場を3つの税理士事務所の料金表から算出した結果は以下のとおりです。

スポット契約の相場

売上1,000万円以下2,000万円以下3,000万円以下5,000万円以下
確定申告報酬100,000円130,000円150,000円200,000円

スポット契約の相場も、年間売上を基準にする税理士事務所が多いです。売上ベースで1,000万円~5,000万円を基準にすると、相場は100,000円から200,000円の範囲で平均値は145,000円です。

相場のもとにした3つの事務所データ

スポット契約の場合、一般的には、売上高で料金を決めることがほとんどです。元となった税理士事務所の料金表は以下です。

年間売上F事務所G事務所H事務所平均
150万円以下60,000円50,000円90,000円66,666円
300万円以下60,000円70,000円90,000円73,333円
500万円以下80,000円80,000円90,000円83,333円
1,000万円以下100,000円130,000円90,000円106,666円
1,500万円以下100,000円130,000円110,000円113,333円
2,000万円以下120,000円150,000円120,000円130,000円
3,000万円以下150,000円170,000円150,000円156,666円
5,000万円以下200,000円230,000円180,000円203,333円

特殊なスポット契約の料金

レアな料金設定のため、顧問料相場の算定には入れませんでしたが、仕訳数と業種で料金を設定している事務所もあります。

仕訳数と業種が基準のI事務所

I事務所の料金は、仕訳数と業種で料金が決まっているタイプです。なお、業種ごとの基準仕訳数を100仕訳超えるごとに1万円加算されます。

業種年間仕訳数報酬
保険外交員・講師等~400仕訳80,000円
フリーランス全般~600仕訳110,000円
編集・ライター業1,000~1,200仕訳120,000円~180,000円
飲食店・卸・小売業~2,100仕訳230,000円

青色申告で税理士費用が実質タダになる理由

青色申告で税理士費用が実質タダになる理由は、青色申告特別控除(65万円の所得控除)」を受けると、所得税だけでなく、住民税、国民健康保険料も減額されるからなんです。

青色申告特別控除を適用すると、どれほど税金に違いが出てくるか、以下の条件で試算してみます。

  • 売上:年間500万円
  • 経費:年間250万円
  • 所得:年間250万円

売上が500万円だとして、経費が250万円なら、儲けである所得は250万円になります。ここに「青色申告特別控除」を適用すると、所得は65万円控除されて、185万円になります。

所得税は、正確にはこのあと各種の所得控除を引きますが、便宜上ここでは、この段階で所得税をかけるとします。所得税は下表のように、所得が増えるごとに税率を大きくなります。

国税庁:所得税の税率

住民税は、所得の多寡に関係なく、一律10%です。国民健康保険料は、自治体によって計算が異なりますが、概ね所得の14%程度だとして、計算してみると以下のとおりになります。

所得250万円の場合所得185万円の場合(青色申告特別控除適用)
所得税率10%-97,5005%
所得税152,500円92,500円
住民税(10%)250,000円185,000円
国民健康保険料(14%)350,000円259,000円
合計752,500円536,500円

青色申告特別控除を使わずに申告した場合、所得が250万円の場合は、所得税、住民税、国民健康保険料の合計の負担額は、752,500円

青色申告特別控除を使うと、所得が65万円控除されて、185万円になるので、所得税、住民税、国民健康保険料の合計の負担額は、536,500円となります。その差額は、216,000円です。

ポイント

仮に税理士費用が20万円かかったとしても、税理士に依頼して、青色申告特別控除を使って申告するほうが得になります。

さらに、所得税は所得が多くなるにつれ税率が高くなるため、所得が大きいほど、青色申告特別控除を使った差額は大きくなります。

このように税理士費用以上の恩恵が受けられるので、これが税理士費用分は実質無料となるというカラクリです。

さらに、支払った税理士費用は、来年の経費になるので、実質の負担は、もう少し減ると考えられます。

白色申告の場合の税理士費用の相場

個人事業主(事業所得)の白色申告の場合、白色申告は多少の知識があれば自分で行うことも可能なので、税理士に依頼する場合は5万円から10万円前後が一般的な相場となります。

白色申告の税理士費用の相場

一律
5万円~10万円

白色申告での顧問契約

実務上、白色申告で税理士との顧問契約する人は少ないです。

白色申告で申告する人の多くが、事業規模が小さい場合や、所得がそれほど大きくなく、費用はできるだけ抑えたい意向が強く、税理士と顧問契約をするニーズがないため、税理士側もサービスとしての提供がないのが現状です。

白色申告での記帳代行

実務上、白色申告で税理士の記帳代行はあまりありません。

白色申告は、簡易な帳簿で申告が可能です。

青色申告の場合、複式簿記の帳簿が必要なため税理士への記帳代行のニーズはありますが、白色申告には、そのニーズがありません。

納税者側で簡易な帳簿を作成してもらい、税理士は通帳コピーや請求書、領収書からダイレクトに決算書・申告書を作るのが一般的です。

税理士費用を抑える方法

税理士費用を抑えるためには、以下の3つ方法が効果的です。

  1. 顧問契約なら訪問回数を減らす
  2. 記帳を自分でやる
  3. 税理士を複数比較する

それぞれ詳しく解説していきます。

顧問契約なら訪問回数を減らす

税理士費用を抑える方法の一つは、顧問契約を結ぶ際に訪問回数を減らすことです。定期的な訪問回数を削減することで、税理士費用を抑えることができます。

訪問回数を減らす具体的な方法には、以下のものがあります。

  • 書類の提出や確認は郵送やオンラインで行う
  • 電話やメールでのやり取りを活用する

面談回数は、月の業務内容や複雑性によって異なりますが、月に1回から3ヶ月に1回程度が一般的です。

もし、頻繁な面談が必要ない場合は、2ヶ月に1回や3ヶ月に1回など、間隔を空けることを検討しましょう。

記帳を自分でやる

記帳代行を依頼すると、その分の費用がかかります。
ある程度経理の知識がある場合は、クラウド会計ソフトなどを活用すれば、比較的簡単に記帳を行うことができます。

ただし、記帳に時間がかかったり、誤りがあった場合に修正する手間がかかったりするなどのデメリットもあります。

税理士を複数比較する

税理士によって、費用やサービス内容は大きく異なります。複数の税理士を比較検討することで、自分に合った税理士を見つけることができます。

税理士を探す際には、以下の点に注意しましょう。

ポイント

  • 費用:顧問料、記帳代行料、確定申告料などの費用を確認する
  • サービス内容:顧問契約の内容、記帳代行の範囲、確定申告のサポート内容などを確認する
  • 実績:過去の経験や専門分野などを確認する

比較するなら税理士紹介サイトがおすすめ

一般的に税理士を探すには、インターネットで検索しますが、自力で探すには以下のデメリットがあります。

  • 膨大な量の税理士のホームページをチェックするのは大変な労力
  • 検索上位にくる税理士がいい税理士とは限らない

そこで、税理士を比較するなら、税理士紹介サイトがおすすめです。

税理士紹介サイトとは

税理士紹介サイトとは、利用者と税理士をマッチングしてくれるサービスで、税理士紹介サイトの利用者は無料で利用できます。(紹介料は税理士が負担します。)

利用の流れを大まかにまとめると以下のようになります。

  • 利用者はWEB上で登録します。
  • 税理士紹介サイトの担当者が電話にて希望の税理士についてヒアリングします。
  • 登録税理士の中から希望に合う税理士を選定して紹介してくれます。
  • 紹介の税理士と面談の上、契約するかどうかを判断します。

契約する場合は、税理士と個別の契約になります。断る場合は、税理士ではなく税理士紹介サイトの担当者に伝えると代わりに断ってくれます。

複数の税理士を選定するシステムだから楽

税理士紹介サイトは、複数の税理士から条件に合った税理士を選定してくれるシステムです。自分で複数の税理士を探す手間が省けるだけでなく、希望に合った税理士を見つけられる可能性が高くなります。

相性が合わないときも代わりに断ってくれる

税理士紹介サイトを利用する利点の一つは、万が一、紹介された税理士が合わないときは、サイト側がすぐに代わりの税理士を紹介してくれることです。

ポイント

自分で断るのが気まずい場合でも、代わりに断ってくれるので、スムーズに別の税理士に切り替えられます。

相性の良い税理士を見つけられるまで、何度でも別の税理士を紹介してもらえるのが便利です。これにより、不適切な税理士との契約を避けることができます。

税理士費用の削減に定評ある税理士紹介サイト

税理士紹介のサービスを提供する会社は数十社ありますが、なかでも税理士費用を抑えることに定評のあるのは次の2社です。

  • 税理士ドットコム
  • ベンチャーライフ

税理士ドットコム

税理士ドットコムの公式サイトを見る

税理士ドットコムは、業界ナンバーワンの税理士紹介サイトです。主な特長は次のとおりです。

税理士ドットコムの特長

  • 登録税理士数・累計実績が業界ナンバーワン
  • 東証グロース上場企業が運営
  • 業界でも屈指の運営年数
  • 業界での知名度が高い

また、税理士変更に伴う税理士報酬の見直しにも定評があります。

ポイント

税理士ドットコムではコーディネーターが複数の税理士に相見積りをとり、費用についての交渉までサポートしてくれます。その結果、71.4%が引き下げに成功しています。

税理士ドットコムの評判・口コミについてはこちらの記事でくわしく解説しています。
税理士ドットコムの評判|税理士が底辺過ぎる?口コミの真相

税理士ドットコムの公式サイトを見る

ベンチャーライフ

ベンチャーライフの公式サイトを見る

ベンチャーライフをお勧めする理由は、決算報酬なしで、月額顧問料1万円からの税理士顧問プランがある点です。

税理士顧問プラン

税理士へ支払う料金が売上高で決まっていて、決算料はなく毎月、月額の固定の料金を顧問料として支払うプラン

料金体系は下表のようになっています。

中小企業が税理士と顧問契約するときの顧問料の平均は概ね3万円なので、税理士顧問プランはかなり安いです。

どんなことをやってくれるかというと、

決算でやるべき主なこと(決算書の作成、法人税・消費税の申告代行、内訳・概況書の作成、総勘定元帳の作成(記帳代行は別料金)、納付書の作成)に加えて、

税務相談や、融資を受ける際などに必要な月次試算表の作成まで対応してくれます。

つまり、記帳代行と年末調整以外はほとんどカバーしています。

ベンチャーライフの評判・口コミはこちらの記事でくわしく解説しています。
ベンチャーライフの評判、なぜインボイス導入後の今がおすすめなのか?

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まとめ

個人事業主にとって最適な税理士選びのポイントと費用相場について検討しました。

税理士費用の相場は、顧問契約では月額顧問料が20,000円で、スポット契約では一般的に14万円程度です。ただし、料金だけでなくサービス内容も重要であり、契約の仕組みや業務内容を理解することが重要です。

個人事業主向けのサービス内容は顧問契約とスポット契約に分かれ、それぞれメリットとデメリットがあります。

顧問契約は継続的なサポートを受けられる一方、費用が高額になる傾向があります。一方、スポット契約は費用を抑えられるが、継続的なサポートが受けられない場合があります。

税理士費用を抑える方法として、顧問契約の訪問回数を減らしたり、記帳を自分で行ったり、複数の税理士を比較検討することが挙げられます。税理士紹介サイトを利用することで、条件に合った税理士を見つけやすくなります。

税理士の選定は慎重に行い、自分のビジネスに最適なサポートを受けることが重要です。税理士選びで失敗しないためにも、十分な検討を行い、最適な選択をしてください。

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