メルカリはメルカリSHOPSにしか、売上をエクセルやCSVにダウンロードする機能はありません。そのため、確定申告では売上の集計が大変です。
そこで、おすすめなのが、「メルカリ取引情報CSV出力」というchrome拡張機能です。
chrome拡張機能とは、Google chrome(グーグル クローム)で使える機能を増やしたり強化したりできる追加アプリケーションです。
メルカリ取引情報CSV出力を使うと、以下のように売り上げた商品のデータがCSVでダウンロードできます。
この記事では、以下の2点について解説しています。
この記事でわかること
- メルカリ取引情報CSV出力のインストールと使い方
- 出力したCSVを会計ソフトへ入力する方法
個人事業の確定申告には、必見の内容です。ぜひ最後までご一読ください。
メルカリの確定申告のやり方については、こちらの記事でくわしく解説しています。
メルカリの確定申告はいくらから?やり方と税務調査対策まで
メルカリ取引情報CSV出力のインストール
まず、Chromeに拡張機能をインストールします。下のボタンからChromeウェブストアの「メルカリ取引情報CSV出力」のページにアクセスします。
➀「chromeに追加」をクリックします。
②ポップアップ画面が開いたら、「拡張機能を追加」をクリックします。
CSVの出力方法
次にCSVの出力方法です。CSVの出力は以下の2つのステップで行います。
- 設定(拡張機能をツールバーに表示)
- CSVを出力
順番に解説します。
設定(拡張機能をツールバーに表示)
まずは、「メルカリ取引情報CSV出力」をツールバーに表示させます。
Google Chromeの設定を開きます。
拡張機能 > 拡張機能を管理
「メルカリ取引情報CSV出力」の詳細が表示されるので下にスクロールします。
ツールバーに固定するの右に表示されるボタンをクリックします。
以下のようにボタンが青色に変わればOKです。
すると、以下のようにツールバーに表示されます。
CSVのダウンロード方法
使用前にメルカリに予めログインが必要です。
使い方はいたって簡単で、1クリックで完了します。
ツールバーに表示された「メルカリ取引情報CSV出力」をクリックします。
すると、以下のような小さなウインドウ画面が表示されます。この中で該当項目にチェックを入れて、「出力開始」を押すだけです。
出力対象
出力対象は、売却したものを出力する場合、「取引中」か「「売却済み」にチェックを入れます。
購入した商品を出力する場合は「購入した商品」にチェックを入れます。
オプション
オプションの項目で「未出力の商品のみ出力」にチェックを入れると、「メルカリ取引情報CSV出力」で過去、出力していないものが出力されます。
ツールが稼働している間は、パソコン操作をしないよう注意が必要です。
処理が完了すると下のようなCSVがダウンロードされます。
抽出される項目
- 商品タイトル
- 商品代金
- 販売手数料
- 送料
- 購入日時
- 商品ID
- 購入者
- ユーザーID
売上データを会計ソフトへ入力する方法
じつは、抽出したCSVデータは、そのままでは会計ソフトへの入力に使えません。
というのは、図のように、購入日時(売った側からすると売上日)は日付と時間が連なっています。
会計ソフトに売上を入力する場合、その日の売上の合計額で入力します。
1商品ごとに入力してもよいですが、かなりの労力です。
そのため、会計ソフトへの入力の際は、日付でデータを絞り込む必要があります。
ところが出力したCSVデータは、日付と時間が連なっているので、同じ日付で絞り込みできません。
例えば、10月18日でデータを絞り込む場合、日付と時間が連なっていると、10月18日に該当するもの全て選択する必要があります。日付のみのデータなら、18日の1箇所の選択で済みます。
日付と時間が連なっている場合
日付のみのデータの場合
そこで、加工が必要になります。
データの加工方法
①まず、「購入日時」と「商品ID]の列の間に1列挿入します。
②購入日時の列全体を選択します。
③ツールバーの〔データ〕-〔区切り位置〕をクリックします。
④コンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータをチェックし、下の「次へ」をクリック。
⑤スペースにチェックをします。
そして、下の「次へ」をクリック
⑤日付にチェックをし、「DMY」を選択し、下の「完了」を押します。
すると、購入日時のデータが日付と時間に分かれます。これで日付で商品を絞れるようになります。
日付の絞り込みのやり方
日付で絞り込むには、まず、購入日時の欄を選択します。
次に、ツールバーの〔データ〕から〔フィルタ)をクリックします。
「購入日時」のセルの右下に▼の矢印が表示されるので、クリックします。
これで、日付が絞れるようになります。ちなみに、10月18日にのみチェックを付すと、、
以下のように10月18日のデータのみ絞り込むことができます。
これで、日付ごとの入力が可能になります。
「メルカリ取引情報CSV出力」を活用すれば、確定申告に必要な売上データの管理や入力作業が効率的に進められます。本記事で紹介した手順を参考に、ぜひお試しください。