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税理士の選び方

いい税理士はすぐわかる 初回面談で見極めるポイント7つと具体的な探し方

2024年3月20日

税理士を選ぶ際には、経験豊富で信頼できる税理士を選ぶことが重要ですが、どのようなポイントで選べばいいのでしょうか?この記事では、税理士選びの失敗例や、見極めるべきポイントを詳しく解説します。

この記事を読むことで以下のようなメリットを得ることができます。

この記事を読むメリット

  • 税理士の選び方がわかり失敗を回避することができる
  • 信頼できる税理士を見つけられ経営の安定や節税などの恩恵を受けることができる。

具体的には、記事の中で、「良い税理士」と「ダメな税理士」の見極め方や、税理士事務所の選び方の失敗例、選び方のポイントについて紹介します。また、税理士選びに役立つ質問や、税理士選びのチェックポイントについても解説します。

確定申告や法人の顧問で税理士に関わってきた私が税理士選びで感じたことをまとめました。

この記事を読むと信頼できる税理士を選ぶために必要な情報を得ることができるので、ぜひ、適切な税理士選びの参考にしてください。

いい税理士を見極めるための7つのポイント

いい税理士はダメな税理士と比べてどこが違うのか?ポイントをまとめると以下7つになります。

  • コミュニケーション能力が高い
  • レスポンスが迅速
  • 経験が豊富で解決能力がある
  • 透明性のある報酬体系を持ち、料金が明瞭であるる
  • 情報収集力・提案力に長けている
  • 一定のITスキルがある
  • 事務所全体のサポート体制がしっかりしている

具体的な内容と、初回面談で見極める方法を解説します。

コミュニケーション能力が高い

いい税理士はコミュニケーション能力が高いです。コミュニケーション能力が高いと、クライアントのニーズを正確に把握し理解できます。複雑な税法や会計について説明するには、クライアントが何がわからないのか、何を求めているのかを知らなければ、いいサービスは提供できません。

見極める方法

初回の面談や相談の際に、あなたの質問や懸念にどのように対応するかを注意深く観察します。また、税理士が説明する内容が分かりやすく、わかりやすい言葉で説明してくれるかどうかもチェックします。

レスポンスが迅速

いい税理士は問い合わせや相談の対応が迅速です。特に税務や会計の緊急の問題が発生したときほど、早く対応します。

見極める方法

具体的には、最初の面談でのコンタクトや問い合わせに対する返信の速さや丁寧さを評価します。また、緊急の問題が発生した場合にどれだけ迅速に対応してくれるかも確認します。

経験が豊富で解決能力がある

さまざまな業種や規模の企業に対処してきた経験豊富な税理士は、解決策を提供できる能力があります。

会社経営は、業績の悪化や資金難など、いろんな問題に直面するので、相談に対し解決策の提示ができると頼りになるでしょう。

見極める方法

税理士の経歴や実績を調査し、過去にどのような案件に携わってきたかを確認します。また、税理士のホームページで実際の事例やクライアントの声も参考になります。

透明性のある報酬体系を持ち、料金が明瞭である

優れた税理士は、透明性のある報酬体系を持ち、クライアントに料金を明確に提示します。隠れた費用や不透明な料金体系は避けるべきです。

見極める方法

初回の面談や契約時に、税理士から料金体系や料金の詳細を明確に説明してもらいます。また、事前に料金見積もりを提示してくれるかどうかも確認しましょう。

情報収集力・提案力に長けている

税制は毎年改正されるので、税理士は最新の情報を収集し、事業者がどうすべきか提案する能力が求められます。ここ1・2年でもインボイス制度や電子帳簿保存法などの改正・施行が相次ぎました。

わかりにくい税制については、具体策を提案できるのが税理士の力量です。

見極める方法

初回の相談や面談で、税理士が最近の法改正で、どう対応したかの具体策を聞き出すことで、税理士の情報収集力や提案力を見極めましょう。

一定のITスキルがある

税理士と契約をすると、申告や決算では書類のやり取りが多くあります。税理士にITスキルがあると、書類ではなく電子データのやり取りが可能です。

紙媒体のものを電子化すると、処理が迅速になり、ストレスも軽減されるので、今やITスキルがあるのは必須です。

見極める方法

税理士がどのような会計ソフトウェアやテクノロジーを使っているかを確認します。また、デジタル化やオンラインサービスの提供に対する税理士の取り組みも注目します。

事務所全体のサポート体制がしっかりしている

平常時は問題なくても、繁忙期に税理士の対応のレスポンスが悪くなることはよくあります。いい税理士は、不測の事態に備えてサポート体制も整えています。

見極める方法

初回の面談時に事務所の構成やスタッフの熟練度を確認します。また、税理士不在時の対応についてもヒアリングしてみることをお勧めします。

税理士不満ランキングに見るダメな税理士の特徴6選

ダメな税理士というのは具体的にはどんなことをいうのか、税理士契約の解約につながった税理士への不満ランキングをもとに解説します。

下の画像は税理士向けの会計ソフトを取り扱うミロク情報サービスのアンケートです。

会計事務所白書 事業主編

このアンケートによると、解約に至った理由は、大きく分けると以下の6つの理由になっています。

  • コミュニケーション能力がない
  • 税務署・トラブル対応がマズい
  • 対応・連絡が遅い
  • アドバイスがない
  • ミスが多い
  • 料金が高い・不明瞭

どれも実務ではよく聞く不満です。以下、具体的な内容とともに解説します。

第1位 コミュニケーション能力がない

コミュニケーションでの不満の主なものをピックアップすると以下のようになります。
コミュニケーションの相違がトラブルの原因になっていますが、実務上は税理士の人柄や信頼関係によるものが多いです。

  • 税理士が偉そうに言う、同じことを何回も聞いてくる
  • コミュニケーションがとれず誤解が多い
  • 年1回しか連絡がない、訪問がない

第2位 税務署・トラブル対応がマズい

税務署対応は、どれだけ場数を踏んだかという経験が大きく左右される場合が多いです。アンケートとは若干乖離しますが、税務署対応で実務上よくトラブルになるのは以下が多いです。

  • 常に税務署よりのスタンス・税務調査で戦ってくれない
  • 税務調査の段取りが悪く、調査官の心証を悪くした
  • 税務調査の対応がいい加減

第3位 対応・連絡が遅い

対応のまずさは、スタッフの経験不足や税理士の事務所としての業務体制が原因になっていることが多いです。

対応・連絡の遅さなので文字どおりですが、一応内容を掘り下げると以下のようになります。

  • 連絡や依頼した業務・質問の回答が遅い
  • 税理士資格を持たない担当者で回答が遅い
  • IT化が遅く、手作業。また、会計資料がわかりにくい

同3位 アドバイスがない

節税のアドバイスがない、又は少ないというのは実務でよくある不満です。でも、じつはそれほど合法的な節税スキームは大して多くありません。不満になる理由の根源は、節税について考えてくれる姿勢があるかどうかだったりします。

有用なアドバイスがないことに関する不満です。内容を掘り下げると以下のようになります。

  • うちにとっていい情報ややり方を教えてくれない
  • 節税のアドバイスがない
  • 相続、事業承継の知識が少ない、期待した対応じゃなかった

同3位 ミスが多い

ミスは誰にもあるので、それが不満に繋がるのは、信頼関係ができていないことが要因だったりします。また事務所内で精査ができていれば未然に防げるので業務体制にも要因があります。

税理士側のミスで、税額がまちがっていたり、修正申告となった事例です。

  • 税額のミスがあった
  • 精査不十分で修正申告となった
  • 節税できなかった税理士のミスで修正申告になった

第6位 価格が高い・不明瞭

一般的に税理士報酬は高い印象があるようです。価格が相場より明らかに高い場合もありますが、料金のシステムを理解されていないこともあります。例えば、会計ソフトへの入力は会社が行っているので月額顧問料が安くなっていて、決算は手が込むので、高い設定になっていることもあります。

相場をチェックするほか、料金システムの周知、明確にされてるかもポイントです。

  • 価格が高い
  • 通常料金に比べ決算料が高い

税理士契約の解約につながった税理士不満ランキングについてはこちらの記事でくわしく解説しています。
税理士不満ランキングから見る|税理士契約の解約理由6選

税理士の探し方がわからない人向け|具体的な9つの方法

税理士の選び方がわかったものの、今度はどうやって探すかが課題です。

一般的な税理士の探し方は、以下の9つの探し方があります。

税理士の探し方

  • 税理士紹介サイトを利用する
  • インターネットで自己検索
  • 友人・知人の紹介
  • 銀行での紹介
  • 税理士会での紹介
  • 確定申告会場での相談
  • 異業種交流会
  • 商工会議所を利用する
  • SNSで探す

それぞれの特長とメリット・デメリットを見てみましょう。

税理士紹介サイトを利用する

税理士紹介サイトでは、希望に合った税理士を無料で紹介してくれます。

メリット: 希望に合った税理士を探しやすい

デメリット:登録されている税理士のみが紹介される

インターネットで自己検索

気軽に探せますが、情報不足や相性の問題により決まりにくいのが特徴です。

メリット:気軽に探せる

デメリット:情報不足や相性の問題がある

友人・知人の紹介

友人知人からのため信頼はできますが、スキルのばらつきがあります。

メリット:信頼できる人からの紹介

デメリット:スキルの保証はない

銀行の紹介

銀行が勧めるので信頼できますが、融資が絡むなど特定の関係に偏りがある可能性があります。

メリット:信用できる場所からの紹介

デメリット:関係による偏りがある

税理士会での紹介

安心して選べますが、情報が限定的で労力が必要です。

メリット:安心して選べる

デメリット:情報不足や労力が必要

確定申告会場での相談

相性を確認はできますが、混雑のためゆっくり判断できない問題があります。

メリット:相性を確認できる

デメリット:混雑による時間の問題

異業種交流会

相性を確認しやすいですが、選択肢が限られます。

メリット:相性を確認しやすい

デメリット:選択肢が限られる可能性がある

商工会議所を利用する

誠実な税理士が多いですが、スキルにばらつきがあります。

メリット:誠実な人が多い

デメリット:スキルにばらつきがある

SNSで探す

価値観を共有しやすい反面、SNSを利用する税理士は多くないので選択肢が限られます。

メリット:価値観を共有しやすい

デメリット:選択肢が限られる可能性がある

税理士選びで失敗しないおすすめの探し方

税理士選びで失敗する主な要因は、

比較検討しないで、1人の税理士に決めてしまう

ことです。

税理士選定では、不思議と比較検討せずに1人の税理士の話だけを聞いて決めてしまう人が多いです。比較検討しないで、1人の税理士に決めてしまうと次のようなリスクがあります。

  • 税務に対するスキルが判断できない
  • 税理士費用が言い値になってしまう

後になって、

  • 税理士の対応が悪い
  • 節税などのアドバイスや積極的な提案がない
  • 同業・同規模の他社に比べて税理士用が高い

といった不満にを持ってしまうことのないように、少なくとも3人の税理士の話を聞いたうえで比較検討して決めましょう。

とはいえ、3人もどうやって探すのか?と疑問ですよね。

ネット検索で探すにも

  • 条件に合う税理士を探すのに時間と労力がかかりすぎる。
  • 検索上位にいい税理士のホームページがくるとは限らない
  • アポイントをとって会ってみたら相性がよくない場合に断りづらい

だからといって、知人に紹介してもらうには、3人も一度には無理ですし、相性が悪かった場合など、顔をつぶすようで断るときにストレスです。

そこで、税理士紹介サイトをつかうのがおすすめです。

税理士を探すなら税理士紹介サイトがおすすめ

税理士紹介サイトとは、一言でいうと、利用者と税理士のマッチングサイトです。あまり、馴染みがないかもしれないので、この章では簡単に

  • 税理士紹介サイトの仕組み
  • 税理士紹介サイトの利用方法
  • 税理士紹介サイトの選び方

をご説明します。

税理士紹介サイトの仕組み

税理士紹介サイトは、

  • 法人の顧問税理士
  • 相続税の申告を依頼する税理士
  • 確定申告を依頼する税理士

といった利用者の要望に応じて税理士紹介サイトに登録している税理を紹介します。

税理士紹介サイトの収益は、紹介を受けた税理士が紹介料として支払います。そのため、利用者は無料で利用できます。

税理士紹介サイトの利用方法

税理士紹介サイトでの利用方法は多くの場合、以下の流れで進んでいきます。

登録フォームに入力して送信

税理士紹介サイトの公式サイトよりフォームに入力します。

担当者による状況や税理士への要望のヒアリング

担当者より電話があります。

事業の概要や規模、税理士に対する要望など、税理士を選定するにあたっての情報のヒアリングがあります。

税理士の選定・紹介

担当者が登録税理士の名から選定し税理士を紹介します。

一般的に2~3人の候補を挙げてくれます。また、面談の日程調整も担当者が設定してくれます。

税理士との面談

紹介された税理士と面談します。時節柄オンライン面談が主流になります。

サービス内容。税理士費用なども打合せし、納得いけば契約。

税理士と面談して、合わないと感じた場合は、後日担当者を通じて断ることができます。

その後も契約が決まるまで、何度でも無料で紹介してもらうことができます。

税理士紹介サイトの選び方

税理士紹介サイトといっても大小合わせると十数社あります。

どの税理士紹介サイトを選ぶべきか、その判断基準は、、、

税理士紹介サイトを選ぶポイント

  • 税理士紹介サイトの運営年数や母体となる企業の信頼性
  • 登録している税理士の数や審査の有無
  • 担当者によるサポートの手厚さ

といったことを基準に選びましょう。

この基準で選んだおすすめの5社をこちらの記事でランキング形式で紹介しています。
おすすめの税理士紹介サイト【最新ランキング】主要5社を徹底比較!

まとめ

いい税理士を見極めるための7つのポイントと、ダメな税理士の特徴をまとめると以下の通りです。

いい税理士のポイント

  • コミュニケーション能力が高い
  • レスポンスが迅速
  • 経験が豊富で解決能力がある
  • 透明性のある報酬体系を持ち、料金が明瞭
  • 情報収集力・提案力に長けている
  • 一定のITスキルを持つ
  • 事務所全体のサポート体制がしっかりしている

ダメな税理士の特徴

  • コミュニケーション能力がない
  • 税務署・トラブル対応が不十分
  • 対応・連絡が遅い
  • アドバイスがない
  • ミスが多い
  • 価格が高い・不明瞭


また、税理士を探す方法として、以下の9つが挙げられます。

  • 税理士紹介サイトを利用する
  • インターネットで自己検索する
  • 友人・知人の紹介を受ける
  • 銀行での紹介を受ける
  • 税理士会での紹介を受ける
  • 確定申告会場での相談を行う
  • 異業種交流会に参加する
  • 商工会議所を利用する
  • SNSで探す


税理士選びで失敗しないためには、複数の税理士を比較検討して選ぶことが重要です。税理士紹介サイトを利用する際には、運営年数や登録税理士の数、担当者によるサポートの手厚さなどを考慮して選びましょう。

Q&A

税理士を選ぶ際に何をチェックすればいいですか?

A1.

税理士の専門性や経験、対応スピード、料金などのポイントをチェックし、自分に合った税理士を選ぶことが大切です。また、事務所の雰囲気やサービスもチェックすることが大切です。

相性が悪い税理士を選んでしまった場合、どうすればいいですか?

A2.

税理士との相性は重要なポイントですが、相性だけで決めるのは危険です。相性を重視する前に、税理士の専門的な知識や経験、料金などをチェックすることが大切です。もしも相性が悪いと感じた場合は、まずは原因を探り、相手に説明することが必要です。

税理士との面談の際に何を確認すればいいですか?

A3.

面談を通じて、税理士の専門性や対応スピード、料金などを確認し、自分に合った税理士を選ぶことが大切です。また、事務所の雰囲気やサービスもチェックすることが大切です。面談を通じて、相手の人柄や性格も判断することができます。

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